ボーナスと基本給どっちを多く受け取っても手取り変わらない

 

ボーナスと基本給どっちを多く受け取っても手取り変わらない
私はファイナンシャルプランナーの資格を持っています。
サラリーマン歴は10年になります。

サラリーマンをしていて、1回は考えたことがあると思うのですが、
「ボーナスと基本給どっちを多く受けとったほうが、お得なの?」
これ考えたことがある人は多いのではないでしょうか。

私も、サラリーマン時代、転職することもありましたし、その時に、次の2つがどっちがいいのか迷ったことがあります。

・基本給が多くてボーナスがない会社
・ボーナスが多いけど基本給が少ない会社

気になったので、調べてみました。
参考になれば幸いです。


▼読んでほしい人
  • ボーナスと基本給どっちを多く受け取ったほうがお得か知りたい人

ボーナスと基本給どっちを多く受け取っても手取り変わらない


実際にはほとんど変わらない


先に結論を言うと『手取りはほぼ変わらない』です。

もちろん、正確に言えば、少し差が出る場合もあります。
ですが、年間の手取りであれば、ほぼ変わらないと言ってもいいと思います。

強いていうのであれば、年間の総支給額は
毎月均等 < ボーナス支給

になります。

じゃあ、ボーナス支給のがいいじゃんと言われるかもしれませんが、その額が微々たるものなのです。
サラリーマンであれば、年間で1~5万程度の差になります。(年収300~800万円程度)

ただ、この差額以外に違うメリットもあるので、どちらがお得かということが人による部分があるのです。


月均等割りのほうがお得になる場合が多い


月均等割りのほうがお得になる場合が多いです。

これは、私が投資家だからかもしれませんが、月均等割りでもらったほうがメリットが多いような気がします

1つ目は、厚生年金を多く支払うため、将来年金が多くもらえる
もう1つが、手元においておけるお金を増やすことでさらに増やすこともできる

まず、1つ目。
基本給が多いということは、厚生年金を多く支払うということになります。
ただ、その分受け取れる年金は多くなるので、将来的には裕福な暮らしができるでしょう。
1種の投資だと思えば、月に数千円の話ですし、そのほうがメリットなのではないかと思います。

もう1つが、ボーナスよりも早くお金を手に入れることができますので、そのお金は自由に使うことができます。
いっそそのお金を全て投資してしまって、ボーナス時期に引き出せば、少しばかりは増えるはずです。
つまり、お金を自由に使える時間が増えると考えれば、そのほうがメリットなのかなと思います。

逆に消費癖のあるような人は、手元にお金を置いておくと使ってしまう。
と、思う方は逆のほうがよいかもしれません。


月均等割りのほうがライフプランを立てやすい


月均等割りのほうがライフプランを立てやすいです。

ファイナンシャルプランナーとして、ライフプランを考えるのであれば、月にもらえるお金がわかっていたほうが、プランは立てやすいです。

実際、ボーナスというものは、あくまで会社が決めるものですので、業績が悪いと減らされる恐れがあるためです。
それをあてにしてライフプランを考えるというのは、あまりよろしくないです。

基本給は、労働者との同意がない限り、勝手に支給額を減らすことは労働基準法上でアウトです。
なので、基本守られていると考えていいです。

そのため、月均等割りのほうが、安全性が高いライフプランを立てやすいのです。


ボーナスがないとやる気が出ない場合はある


ボーナスがないとやる気が出ない場合はあります。

これも人によると思うのですが、ボーナスがないということは、めちゃくちゃ働いてもサボっても、給料は同じです。

つまり、やる気が出ない可能性があります
やはり会社も儲けないことにはなりたたないので、ボーナスをエサにやる気を出させるというのは大事なのかもしれません。

まとめ


私的には、均等割りで多くもらうほうが、メリットに感じる部分は多い気がします。
ですが、それも人による部分です。

正直なところ、あまり変わらないのでどちらでもらってもいいのではないかというのが結論です。
実際、比べていってみてわかりましたが、税金はどっちも同じくらいとられますし、年金も支給額が減っている中で、そこまであてにしていいものはありません。

なので、私の考えとしては、自分で備えることのできる均等割りのほうがメリットなのかなとは思います。

参考程度になれば幸いです。

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