EU離脱はある【どうやって離脱するかで世界は変わる】

 

EU離脱はある【どうやって離脱するかで世界は変わる】
私は、投資歴2年になります。
現役で投資家をやっています。

テレビでEU離脱がどうとかやってるけど、なんなの?って思いませんか。
私も自分で投資やっていなかったら、どうでもいいこととして流してしまいそうです。

しかし、EU離脱で日本にもおそらく影響がありますので、そこを解説したいと思います。

参考になれば幸いです。

▼読んでほしい人
  • EU離脱ってどういうことか気になる人
  • EU離脱が日本に及ぼす影響はあるのか気になる人

EU離脱とは

EU離脱とは


EU離脱とはどういうことか。

一言でいうと、イギリスがEUを抜けるかどうかという問題です。

ヨーロッパというのは、欧州連合(=EU)といって、28か国もの連合体になっています。
これは、中学校くらいで社会の授業で習いますね。

いろいろメリットがあります。
みんなで平和に暮らそうよという協定国間の移動を自由にするもの、通信の自由軍事力を共有しよう、など、協力しあうというところがいいんですね。
あと大きいところで、通貨をユーロに合わせましょうというところがあります。
多くの国でユーロで統一されてるのは便利ですよね。

ただし、それで考えるとイギリスはメリットが少なくなります。
一番の問題は、イギリスだけは通貨が違います
イギリスはポンドを使っていて、ユーロを使っていません。

私の考えですが、イギリスの国民はプライドが高いのではないかと思います。
やはり、世界で見ても1番最初に栄えた国の栄光があるのではないでしょうか。
そこが、協力体制をとろうとしているEUと合わないのでしょう。

イギリスのEU離脱は、ブレグジットと言われていて、今まさにそれが行われようとしています。
「ブレグジット」は「Britain(イギリス)」+「Exit(出口)」の造語です。


EUから見たイギリス


EUから見たイギリスどう思われているか。

あまり良い思いはしていません
まず、前提として、この問題は2016年から起こっています。

最初のほうは、イギリスを引き留める動きがありましたが、今ではもうそれもありません。

「出ていくなら出ていってくれ」

というのが、今の本音みたいです。
もう、3年も出ていくのか出ていかないのかと同じことを繰り返していて、延長延長が続いているため、もう疲れてしまったみたいです。

実際、ユーロやポンドの紙幣価値は落ち続けていて、早くどうにかしたいという状態です。

ただ、イギリスの存在は大きいため、ルールで縛ったうえで出ていってほしい。
けど、イギリスも首を縦には振らないのです。

それが、『同意ありの離脱』か『同意なき離脱か』という部分です。

『同意ありの離脱』か『同意なき離脱か』


『同意ありの離脱』か『同意なき離脱か』で世界への影響は大きく変わります。

『同意ありの離脱』というのは、EU側、イギリス側双方が納得いく形で離脱することを言います。
これであれば、世界に与えるダメージは少ないのではないかと言われています。
ただ、この場合、おそらくですがEU側の主張をイギリス側がどこまで受け止めるかという問題になりますので、イギリスへのダメージは大きいでしょう。

『同意なき離脱か』というのが、イギリスが「もう、しーらね」と強行突破のように離脱することです。
これは、世界恐慌の引き金になるのではないかと言われています。

正直、3年こじれていますので、どっちに転ぶのかわからない状態が続いています
しかし、EU側も出てってほしいと考えていますし、イギリス側も出たいって考えているので、どちらにしろ離脱はあると思います。


世界に与える影響


世界に与える影響は確実にあります。

実際今回の選挙で、離脱したい人が多かったため、このままいけば離脱にはなります
それが1月になるとのことですが、それでどうなるの?という部分が大事です。

まず、世界の景気が悪くなるでしょう。

ポンド安・ユーロ安・株安は今後更に進行

EUの銀行の経営不安が再燃

新興国の経済にも大打撃

世界全体の経済が停滞


しかも、今はある意味ダウが最高値をつけるなどノリノリの時期です。
人間心理で言えば、ノリノリのときほど、もうすぐヤバイと思っているのです。
バブルがはじける一歩手前といった感じですね。

今、その引き金を引きそうになっているのがこのEU離脱問題なのです。

日本に与える影響もある


日本に与える影響もあります。

もちろん、日本にも影響があります。
日本の景気は、アメリカの景気に大きく作用されます。

といいますか、アメリカ以外の国は雑魚っていわれているくらいアメリカ次第で変わるのです。
世界恐慌のようなようなことが起こると、もれなく日本も景気が悪くなるでしょう。

具体的にいうと、円高がおこります
今1ドル109円などの為替相場になっていますが、これが80~90円になるのではないかと言われています。

これは、日本の輸出産業に大きくダメージを与えます。
例えば、
Aというもの1ドルで売ったとして
1ドル110円の時に売れば、110円ですね。
しかし、1ドル90円の時に売ると、90円です。
単純に利益が減ってしまうのです。

これをもろに影響を受けるのが、トヨタ、スバル、マツダのような輸出に頼っている自動車産業です。
トヨタの売り上げの割合も6~7割は輸出によるものです。

日本で1番の企業に悪影響を与えることになるのです。


まとめ


イギリスのEU離脱の問題は、EUだけの問題ではありません。
EUから離脱することで、ここまでの影響があるのかとびっくりされる人もいると思います。

それだけイギリスという国が世界に存在感のある国だということだと思います。

それにしても、決めるなら早く決めてほしいですね。

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