Webディレクターに最も必要なスキルとは【リアル現場事情も紹介】

 

Webディレクターに最も必要なスキルとは【リアル現場事情も紹介】
私はWeb制作歴は10年、ディレクター歴3年になります。
半年の利益が2000万達成したことあります。

Web制作会社でWebディレクターとして、クライアントとのやり取りや内部の人間への指示、外注への指示等をしてきました。半年間で13サイトを同時制作もやりながらディレクションした経験があります。
その経験から、Webディレクターにとって最も必要なスキルをまとめていきます。

▼読んでほしい人
  • Webディレクターの人
  • Webディレクターに興味のある人

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Webディレクターに最も必要なスキルは3つ

Webディレクターに最も必要なスキルは3つ

未来を読んで先手をとる力

未来を読んで先手をとる力は必須です。

Webディレクターとは、クライアントと制作陣の間に入る潤滑油である必要があると考えています。
制作スケジュールの進行管理は基本です。
スケジュールをいかにトラブルなくスムーズに進行するかが重要になってくるのです。

多くのWebディレクターはこの重要性が分かっていない人が多いです。

例えば、11/8までにクライアントに確認してもらう案件があったとします。
潤滑油としての役割が分かっていない人の場合はこのように考えます。
「スケジュール表に11/8までに確認と書いてあるから、スケジュール通り進んでいるものとして11/8まで待とう」
すると、多くのの場合、確認ができておらず、スケジュールが遅れ、納期に影響が出るといったことが起こるのです。なぜなら、クライアントにとって確認作業というのは本業とは関係のない作業であって、意識すらしてないことが多いからです。

ここで、未来を読んで先手をとったとしたらどうでしょう。
「11/8までに確認してほしい。少なくとも確認には1日はかかる。ならば1日前にはフォローの電話を入れよう」
こういった感じです。
こうすることで、トラブルを未然に防ぎ、クライアントにも制作陣も気持ちよく進めることができるのです。

他にもこんな例があります。
・「外注にお願いしていた案件、最低でも3日はかかるな、1週間前に一度フォローしよう」
・「内部で制作を進めていた案件、別件でトラブルが起こっていて影響が出そうだから1人体制から2人体制に変えよう」
・「制作陣にやってもらう案件で必ず素材が必要になるからあらかじめクライアントに提供してもらう」
等です。

Webディレクターにとって、こういった相手の立場で考え、先回りして行動する『未来を読んで先手をとる力』は必須のスキルです。


自分に良い方向に進ませる話術

自分にとって良い方向に進ませる話術は必須スキルです。

ここでいう話術というの戦略ともいえます。
自分が「こっちがいい!」と思った方向に話を進められたら仕事はスムーズに進みますよね
これは場面によって対応が変わってくるのですが、例を説明します。

例えば、
クライアントにアポイントを取りたいとします。
クライアントとしては、そもそも会うか会わないかを迷っています。
ここで判断をクライアントに任せてしまうと「会わない」という選択肢になってしまう恐れがありますよね。

そこであなたがすべきなのは、選択肢の上書きです。
アポイントの日を●日か▲日どっちにしましょうか。とさらに問いかけるのです。

このとき何が起こっているかというと、もともとの選択肢の「会うか」「会わないか」から「●日に会うか」「▲日に会うか」の選択肢に変わっているのです。

もちろんこれは極端な例です。
しかし、こういった話術を少しでも知っていると成功率はグンと上がるでしょう。

仲間から慕われる知識量

Webディレクターは一定の知識量がいります。

私はもともと制作現場を経験しているので、よくわかります。
正直、バカが上に立つと下が混乱します

Webディレクターは、制作現場のことをよく知り、そのメンバーよりも物知りである必要があります。さらにいうと、制作現場の人間が何かを知りたいときに答えてあげられる程度の引き出しは持っているべきだと思っています。

それを続けることで信頼が生まれ、良いチームになっていきます

Webディレクターは誰よりも勉強し続ける必要があります。


Webディレクターのリアルな現場を紹介

Webディレクターのリアルな現場を紹介

Web制作会社に専任のWebディレクターはほぼいない

Web制作会社に専任のWebディレクターはほぼいません。

これは私の経験上の話になりますが、完全に専任しているWebディレクターはいません。
必ずと言っていいほど、兼任しています。

それはデザイナーだったり、プログラマーだったりです。
1000人規模の会社ですら、兼任でした。

つまり、専任のWebディレクターは制作会社にはほぼいないと言っていいと思います。
デザイナー兼Webディレクターやプログラマー兼Webディレクターといった感じです。

多くの場合、制作としてデザインやプログラムを作りながら、ディレクションも行います。
仕事量が増えてきたときに、その比重をディレクション側に傾けるといった形です。

Webディレクターのイメージとして、スケジュール管理のイメージは強いのですが、兼業することが多いというのがリアルな現場の話です。

武器をもっているWebディレクターは有利


武器をもったWebディレクターは有利

ここでいう武器というのは、デザインができるやプログラムがかけるといった現場経験を指します。

まず言えることは、クライアントへの提案が非常に強くなります
例えば、なんの経験もないWebディレクターが何を言おうと説得力に欠けますよね
でも、デザイナーも兼任してやってますや10年やってましたと言えば、なぜその色にしたのか等説明ができ、有利に話を進めることができます。

さらに、仲間からの信頼も厚いです。
全く経験のないWebディレクターは現場のことがわかりません。
何もわからないWebディレクターが自分の思うと通りに指示を出し、スケジュールを作ったらどうなるでしょう。イレギュラーがよく起こる現場において、無理な指示、スケジュールに反発が起きます。

しかし、現場経験のあるディレクターだとどう思われるか。
「この人は現場を知っているから私たちの気持ちをわかってくれる」
こうなりますし、実際にわかります。
あいてのことを考え指示やスケジュールを組むことができれば、スムーズに進行できるでしょう。

まとめ


私のWeb制作やWebディレクターの経験をもとにまとめさせていただきました。
Webディレクターというのは、制作現場をまとめあげる統率者のような存在であり、クライアントと制作現場をつなげるための潤滑油でもある必要があります。

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